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【ソフト】

Prodigy、インスタントメッセージソフト「PIM」を提供開始

■URL
http://pim.prodigy.net/
http://www.corporate-ir.net/ireye/ir_site.zhtml?ticker=prgy&script=410&layout=9&item_id=91792 (リリース)

PIMのPeople Finder画面。英語が話せるアジア圏のユーザーを検索したところ
 米Prodigy Communicationsは、5月9日より新しいインスタントメッセージソフト「PIM」の提供を開始した。
 PIMは「Prodigy Instant Messaging」の略で、Prodigyが出資しているOdigo社のソフト「Odigo」をベースに開発されたものだ。登録すれば誰でも無料で使用でき、オンラインにいるユーザーとメッセージの送受信やチャットができる。Windows対応で現在は英語版を提供しており、ボイスチャットにも対応している。

 PIMの特長は、知らない人や同じ興味を持つ人とコミュニケーションできるところだ。「People Finder」と呼ばれる機能で、居住地や年齢といったシンプルな選択から、「コンピュータ産業に従事して老人介護に興味を持ち、専門的な話をしたがっている20代後半の女性」と絞り込んだものまで、好みに合わせたメンバー検索ができる。また今どのサイトにアクセスしている人が多いかを調べる「What's Hot Now」や、同じサイトにアクセスしている人が表示される「People With Me On」といった機能もある。
 各メンバーは男女のアイコンで表示され、クリックするとメンバーのプロフィールや今の状態(元気、沈んでる、怒っているなど)、気分(ちょっと話したい、アドバイスが欲しいなど)が一目でわかる。ユーザーはそこで興味を持った人にメッセージを送る形になる。

 Prodigyの最高技術責任者Bill Kirkner氏は、このサービスについて「インスタントメッセージはインターネットコミュニケーションにおいて最も重要なツールになりつつある。PIMによって、ユーザーはインスタントメッセージを使って新しい相手に出会ったり、同じ興味を持つ相手を探し出す方法ができた」と述べている。

 PIMはOdigoとユーザーを共有しているため、サービス開始したばかりだが、すでにたくさんのユーザーとアクセスできる。ベースとなっているOdigoとは、ユーザー共有以外に使用法やインターフェイスもほぼ共通している。しかし、Odigoで話題のICQへのアクセスは、PIMではまだ対応していない。

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(2000/5/11)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp / taiga@scientist.com]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp