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■URL
http://www.webmergers.com/
米国調査会社のWebmergers.comは、Web関連の資産の買収が大幅に増加しているとの調査結果を発表した。Webmergers.comはWeb資産の買収斡旋業、マッチングなどを行なっている企業。
それによると、今年第1四半期には225のWeb資産を買収するために総額2,120億ドルが費やされた。これは、1999年第1四半期に52のサイトを買収するために費やされた額130億ドルの約15倍に当たる。もっとも、2,120億ドルと額が大きくなったのはAOL―Time Warnerの1570億ドルの取引が大きく影響しているためだが、これを除いても総取引額は550億ドル、昨年に比べて3倍の増加になる。
特に注目されるのがBtoCからBtoBへの移行だ。ビジネス向けのサイトの取引は、去年の段階で全体の6%を占めるにすぎなかったが、今年の調査では全体の26%に上った。それに比べて一般顧客向けのサイトの取引は、1999年には全体の40%を占めていたのに、今年の調査では6%にまで落ち込んだ。
ビジネスモデルの傾向にも変化が見られる。広告に依存したコンテンツモデルは今年の調査では約25%の取引額だったが、これは、1999年の調査段階の約半分にしかならない。それに対して料金を徴収するタイプの収益モデルに関する取引は今年の調査で扱ったM&Aの75%に上った。これは、昨年の調査で25%だったことを考えると大幅な増加と言える。
(2000/5/11)
[Reported by taiga@scientist.com]