■URL
http://e3.sega.com/show/newswire/nw_press_release.shtml
北米のDreamcastユーザーに高速対戦サービスなどを提供するISP「SegaNet」のサービス開始に向け、その運営会社である米Sega.comが通信会社やITデベロッパーなどとの提携を進めている。ロサンゼルスで開催するゲーム関連の展示会「Electronic Entertainment Expo 2000(E3)」を前に発表された。
まずインフラ面では、GTEの一部門であるGenuityと提携した。SegaNetのインターネット接続のためのインフラをGenuityが提供する。また、対戦サーバーなどのホスティングでSoftAware Networksと提携し、同社の運営するQuickResponse Global Server Networksを利用する。レーテンシー(通信の遅れ)を極力小さくできるため、インターネットを通じたリアルタイム対戦が可能になるという。
Sega.comのWebサイト構築、会員管理などのバックエンドシステム、Eコマースのためのプラットフォームなどは、marchFIRSTがサポートする。さらに、ASPのShopTokとも提携。同社のオンラインコミュニティツールである「TokBoards」を利用したコミュニティサービスをSegaNetの会員向けに提供する計画だ。
ブロードバンド接続に対応するため、家庭向けのDSLゲートウェイ製品を提供する2Wireとも提携した。同社のHomePortalシリーズにDreamcastを接続することで、ダイヤルアップ接続の20倍の通信速度を実現できるようになるという。
このほか、Dreamcastのアプリケーションやゲームタイトルについてもアナウンスがあった。Dreamcastのインターネットブラウザーをアップグレードし、Flash 3.0、MP3、128bit暗号、IRCなどをサポートするほか、フォースフィードバックにも対応するという。ゲームタイトルについては、「Quake III Arena」など16タイトルをE3で出展する。
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(2000/5/12)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp / taiga@scientist.com]