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■URL
http://www.festival-cannes.fr/ (公式サイト)
http://www.eonline.com/Features/Features/Cannes2000/ (E!Online)
http://fullcoverage.yahoo.com/Full_Coverage/Entertainment/Cannes_Film_Festival/ (Yahoo! Full Coverage 53rd Cannes Film Festival)
http://www.cinemagine.com/cannes/ (A Festival Virgin's Guide)
5月10日からフランス・カンヌで開幕し、話題を集めている「カンヌ国際映画祭」。今年で53回目を数え、話題と華やかさに溢れる世界最大の国際映画祭だ。
最も注目を浴びるのは、各国からの正式出品作を審査して選出されるグランプリ、「パルム・ドール」（金賞）。この賞の出品作品が毎日メイン会場の「パレ・デ・フェスティバル」で上映される。1日に数本ずつの上映となるが、夜のソワレ上映会は作品の監督や俳優らが登場し、ファンファーレとカメラフラッシュのなか入場していくもので、映画人にとっては檜舞台と言えるもの。よく映画祭の報道で赤絨毯が敷かれた階段を俳優が上っていく光景が見られるが、それがこのソワレ上映会なのだ。さらに「ある視点賞」など別枠の賞の出品作品や特集上映など、期間中は合計数百本もの映画が集まってくる。
今年は「パルム・ドール」候補にコーエン兄弟作品「Oh Brother, Where Art Thou?」を始めとして、ウォン・カーウァイ監督「IN THE MOOD FOR LOVE」、日本から大島渚の「御法度」などが出品され、リュック・ベッソンが審査委員長のため、ハリウッド的な大作が受賞する？ といった前評判もある。映画とは別に、叶姉妹や中村江里子といった異色タレントの出席もワイドショーを賑わせている。
見所満載のカンヌ映画祭だが、日本では賞関連しか報道されないのが寂しいところ。ここは一つ、本場のサイトで堪能することをオススメしたい。
まずは公式サイト。サイトはフランスだが、英語版がしっかり用意されている。随時追加されている「Daily News」では参加するスターの最新の姿や上映会での反応がわかるし、注目シーンの動画もどんどん追加される。出品作品リストにはキャストやスタッフのデータはもちろん、作品のシナリオ抜粋まで見せるサービスぶり。気になる作品の中身はここからチェックできるぞ。「Calender」のコーナーで、毎日の上映リストが確認できる。午後7時以降、Theatre Lumiereで行われるのがソワレ上映会だ。
もう1つは米国の娯楽専門チャンネル「E! Entertainment」が提供する、「E! Online」のカンヌ映画祭特集。ある種格調高さも感じられる公式サイトに比べ、こちらはもっと娯楽より。とりあえず有名人を見て楽しもうというノリで、セクシーなドレス姿やおなじみスターのインタビューが満載の構成。米「Yahoo!」にも特設ページがあり、「Photos from the festival」コーナーでは米国人好みの俳優らの姿が大量に掲載されて楽しめる。
映画が大好きで、一度はカンヌ映画祭に行ってみたい！と思っている人なら、「Cannes: A Festival Virgin's Guide」をどうぞ。今から計画して、1年後はあの俳優とカンヌで接近遭遇を狙ってみるのも悪くない……かも？
なお、カンヌ映画祭は5月21日（仏時間）まで開催中。「パルム・ドール」の受賞作品は21日に発表される。
(2000/5/15)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]