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【業界動向】

リクルートコスモス、新築分譲マンションを標準で“インターネット向け”に

■URL
http://www.rcg.co.jp/ (リクルートコスモス)
http://www.rcg.co.jp/bukken/s4-tower/gaiyou.html (S4-Tower)
http://www.rcg.co.jp/bukken/higashisuna/gaiyou.html (COSMOS21 The Gardens Fort)

 不動産販売の株式会社リクルートコスモスは、今夏発売となる物件を皮切りに、新築マンションをインターネット向けの「次世代情報化対応」仕様とする方針を明らかにした。

 従来のインターネットマンションは全住戸で共有サーバーを設置するタイプが多いが、この場合、サーバーの保守管理コストや、一度に多数の住戸からアクセスすると回線速度が低下する、住戸内の一室しか配線がないといった問題が指摘されていた。
 こういった点を、全住戸にISDN回線を先行配線し、さらに全居室にLANと電話回線を実装する形で解消しようというのが同社の狙いだ。
 電話とインターネットが全居室ですぐに使用でき、居室間のLANへも対応している。またプロバイダーを各居住者の好みで選べ(従来は指定の業者との契約が必要)、費用負担も必要な住居だけが払う形となる。さらに住戸内LANをギガスピード対応し、CATVやADSLへも考慮するなど、将来の高速化へ向けて拡張性を高めたものになっている。

 リクルートコスモスでは、今夏発売の埼玉県与野市「S4-Tower」(総戸数263戸)、および東京都江東区「COSMOS21 The Gardens Fort」(総戸数583戸)からこのシステムを導入し、将来的には全物件で標準化搭載していく予定だ。

(2000/5/15)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


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