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■URL
http://www.boook.com/ (準備中)
ベンチャー企業のブーク・ドットコム株式会社は、6月8日より総合情報サイト「boook.com」を開設する。オリジナル記事とコミュニティを中心にユニークなWeb検索機能を加え、ユーザーの獲得を狙う。
「boook.com」のコンテンツはスポーツ、エンタテインメントなど分野別に8つのチャンネルに分かれ、それぞれ専任のコンテンツディレクターを中心に、プロの編集・製作チームが作るオリジナルコンテンツが提供される。
ユニークなのは、ユーザーの嗜好や意見が検索結果に反映される“Web検索機能”の存在だ。ユーザーが気に入っているWebサイトを登録し、「お気に入り度」「お役立ち度」など5つの項目でレイティングし、サイト評価を得点化する。検索時はこの得点が高いサイトから結果に表示され、該当サイトに付けられた得点やコメントを見られる仕組みだ。サイトへの得点やコメントに対しての評価も可能で、サイト評価を中心としたコミュニケーションと、コンテンツの成長を同時に狙っている。
会長のDavid Marra氏は発表会で「ディスカウント酒屋にワインを買いに行ったが、商品が多すぎてどれがいいのか判らず、買う気が失せてしまった。次にワイン専門店に行ったら、専門のアドバイザーの勧めから好みの品が見つかった」というエピソードを披露。本当に価値のある情報は人の経験から導き出された知識にあるとし、ユーザーによるレイティング機能を持った「boook.com」を発想した経緯を述べた。
同社では、来年6月には50万人の会員と、1日700万ページビューを目指している。これは今後の定額制インターネットの普及をふまえた数字だという。収益は広告やマーケティング、EC(今年度中に開始)などから得る予定で、初年度6億円の総売上げを目標としていく。
(2000/5/16)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]