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http://www.efgenex.com/news_tpx/press/20000517_b.html
シャープ株式会社は、同社が行なっているデジタル情報家電向けのインターネットサービス事業「シャープスペースタウン」の今後の取り組みを発表し、株式会社エフジェネックスと共同で新たな地図情報サービスを展開することを明らかにした。
シャープスペースタウンでは、すでにザウルスやテリオスの住所録と連動した地図配信サービス「モバイルマップ」サービスがあるが、今回発表したのはより高機能な企業向けのGIS(Geographic Information System:地理情報システム)関連サービス。夏ごろをめどに開始する予定という。
ハンドヘルドPC「テリオス」にGISソフト「EF-One」を搭載させ、テリオスから「シャープスペースタウン」を通じて、共有地図データベース「EF-Oneサービス」をやりとりできるというもの。これにより、顧客情報を地図上で一元管理でき、登録した顧客情報の属性に「日報」などを持たせることも可能で、外回り要員が登録した情報を元に、上司が地図上で訪問先と日報をチェックすることができる。また、訪問先の最短経路や巡回経路を地図で探索できるほか、営業やサポートなどの外回り要員の位置情報を定期的もしくは任意タイミングで確認することも可能だ。
このサービスを利用すれば、企業や自治体などが高価な地図データの購入やアプリケーションの開発をする手間が省けるという。
「シャープスペースタウン」は、'99年3月にザウルス向けに開始して以来、カラーファックスやパソコン「メビウス」、ハンドヘルドPC「テリオス」やインターネット対応電子レンジなどにも対応してきた。現在インターネット接続会員は8万人、インターネット情報会員は20万人にのぼるという。
(2000/5/17)
[Reported by junko@impress.co.jp]