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【業界動向】

米DoubleClickのプライバシー諮問委員会で7名の委員が決定

■URL
http://www.doubleclick.com/company_info/press_kit/pr.00.05.17.htm

 オンライン広告配信大手の米DoubleClickは17日、消費者プライバシー諮問委員会の設立に向けて、7名の委員が就任すると発表した。既に会長として、ニューヨーク州の検事総長を務めていたRobert Abrams氏の就任を明らかにしていたが、これにセキュリティやプライバシーの専門家など、7名が加わることになる。

 同委員として就任するのは、プライバシー擁護団体TRUSTeのLori Fena会長、W3CのDaniel J. Weitzner氏、商業改善協会のElizabeth Lascoutx副社長、ブルッキングズ研究所のRobert Litan副社長、PlanetOut.comのDavid Stazer副社長、IBMのHarriet P. Pearsonディレクター、Steptoe & JohnsonのStewart Baker氏の計7名。

 同委員会は6月2日に初会合を開く予定で、DoubleClickがプライバシー手順を改善するための方法について勧告していく。また、同委員会では、インターネットにおけるプライバシーやセキュリティからオンラインの倫理まで、広範な課題を検討していく。

 プライバシー諮問委員会の設置は、同社が2月に発表した、消費者のプライバシー保護強化に向けた活動の一環。この活動は、同社の個人情報にもとづく広告サービスがプライバシーの侵害につながるとの批判に応えたもの。

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(2000/5/18)

[Reported by etoh@nakajima-gumi.net]


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