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【新製品】

米RealNetworks、RealJukboxの新バージョンを含む新製品群を発表

■URL
http://www.realnetworks.com/company/pressroom/pr/2000/rec.html
http://www.real.com/entertainmentcenter/index.html?src=topnav
http://www.real.com/player/features/
http://www.real.com/jukebox/features/
http://www.real.com/download/features/

 米RealNetworksは、ジュークボックスソフト「RealJukebox」や再生ソフト「RealPlayer」の新バージョンを含む新製品群「Real Entertainment Center」ベータ版を発表した。現在、同社のサイトで無料版の「Real Entertainment Center Basic beta」と、有料の「Real Entertainment Center Plus」(価格49.98ドル)をダウンロードできる。

 Real Entertainment Centerは、音楽管理ソフト「RealJukebox 2」、再生ソフト「RealPlayer 8」、ダウンロード支援ソフト「RealDownload 4」の3製品で構成されている。RealJukeboxとRealPlayerは新バージョン、RealDownloadは今回初登場の新製品。RealJukebox 2とRealPlayer 8は、無料版のBasicと有料版のPlusが用意されており、それぞれ単体でダウンロードできる。RealDownloadはPlusのみ単体で公開されている。なお、Plus版の価格はそれぞれ29.99ドル。


 RealJukeboxの新バージョンでは、インターフェイス・操作方法ともにWWWブラウザーに近いものになっている。特徴としては、Microsoftの開発した音楽圧縮方式「Windows Media Audio(WMA)」への対応がある(別途コンポーネントをダウンロードする必要あり)。Real社では、2000年3月にMicrosoftからライセンスを受けた際に、次期バージョンでの対応をアナウンスしていた。ほかには、音と連動して3Dの画像が動く視覚効果画面や、ジャケット写真を埋め込めるトラック編集機能などが特徴だ。なお、有料のPlus版では、連続再生時のクロスフェード機能なども用意されている。

realjukebox画面
トラック編集画面
RealJukebox画面
トラック編集画面

 RealPlayerの新バージョン「8」では、新たに「Radio Tunner」「Guide」「Search」のボタンが用意されたほか、「AOL Instant Messenger」を標準で搭載している。そのほか、3バンドのイコライザー機能やコンテンツ紹介サイト「Real.com Take5」に掲載される音楽やニュースなどの情報を、自動的にユーザーに知らせる「Real.com Message Service」などの機能はそのまま引き継いでいる。

 ダウンロード支援ソフトのRealDownloadは、2000年1月にReal社が買収した米Netzip社の技術を採用した製品。Netzip社は、ダウンロード解凍ソフトの開発で知られていた。RealDownloadでは、ダウンロードの一時停止や再開始機能、ダウンロード中に接続が切れた場合の再接続機能などを備えている。

realplayer画面
realdownload画面
RealPlayer 8画面
RealDownload画面

 

 RealNetworksでは、今回の「Real Entertainment Center」により、コンテンツの収集、再生、管理までをカバーするのが狙い。競合としては、先日、Microsoftから発表された「Windows Media Player 7」や、MusicMatch社の「MusicMatch Jukebox」などがあるが、WMAへの対応により、RealJukeboxが最も多くの音楽フォーマットに対応する製品となった。

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(2000/5/22)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


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