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【新製品】

アドビ、Webアニメーション作成ソフト「Adobe LiveMotion日本語版」を発表

■URL
http://www.adobe.co.jp/products/livemotion/main.html
http://www.adobe.co.jp/aboutadobe/pressroom/pressreleases/200005/20000523livem.html (プレスリリース)

LiveMotionのタイムライン画面
 アドビシステムズは、Webサイト向けの画像・動画作成ソフト「Adobe LiveMotion 日本語版」(以下LiveMotion)を発表した。3月に発表された英語版の日本向けローカライズ版で、Macromedia FLASHのシェアを狙うものとなる。

 LiveMotionのメインとなるのは、素材のアニメーションや特殊効果の加工に用いる「タイムライン機能」。ドラッグ&ドロップで素材の変形や移動、特殊効果を実行できる。それぞれの素材を「オブジェクト」として捉え、オブジェクトごとに違った加工や効果を加えられるほか、効果の組み合わせをスタイルとして保持し、各オブジェクトにまとめて適用することもできる。サウンド再生や他のファイルへのリンクも可能だ。

 従来のソフトと比べると、タイムライン部ではより直感性が高い操作ができ、各オブジェクトごとの設定が確認しやすいほか、効果の取り消しや変更も容易になっている。

 加工する素材は各種画像ファイルから読み込んだり、LiveMotion上でドローイング機能を使って作成する形となる。またAdobe PhotoshopやAdobe Illustratorのファイルにも対応し、これらのレイヤー付きネイティブファイルは、レイヤーを保持したまま読み込める点も特長だ。

 作成したファイルはGIF、JPEG、PNGなどの静止画形式から、Flash(.swf)、アニメーションGIFなどの動画形式、さらにHTML形式への書き出しが可能。Flashファイルの場合、埋め込まれた画像ごとの画質のコントロールもできる。

 またLiveMotionはインターフェイスが他のAdobe製品と共通のため、デザイナーとしてPhotoshopなどを使っているWeb作成者は、慣れた環境で作業に移れるといった利点もある。

 アドビシステムズでは、従来の同ジャンル製品に比べ、LiveMotionは使いやすく柔軟性が高いと強調している。同社ではLiveMotionの発売日を6月23日とし、アドビストア価格で37,800円に設定。また6月2日よりWebサイト上で体験版の無償ダウンロードを開始する予定だ。

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(2000/5/23)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp