■URL
http://www.lycos.com/press/quack.html
ポータルサイトの米Lycosは22日、米Quack.comと提携して、電話の音声を通してコンテンツにアクセスできるサービスを今年第3四半期頃までに始める計画を発表した。電話を利用してコンテンツを提供するサービス会社はほかにもあるが、大手のポータルサイトでこの分野に進出するのは初めてのケース。
Quack.comは、音声認識技術を持つ会社。この技術を利用して電話で話しかけるだけでインターネットにあるコンテンツの内容を聞けるサービスを提供している。
両社が提供するサービスでは、フリーダイアルの電話番号に電話して受話器に話しかけるだけで、Lycosのアカウントに届いたメールを読み上げたり、株価、最新のニュースなどを聞ける。こうしたコンテンツは、Lycosのパーソナライゼーションサービス「MyLycos」を使って、より使いやすく変更することも可能だ。
電話によるインターネットコンテンツへのアクセスは、持てる物と持たざる物との間の情報格差、いわゆるデジタルデバイドに対する一つの回答として注目されている。また、インターフェイスの簡便さと携帯電話や公衆電話からでも自由にアクセスできる利便性が評価され、この分野のベンチャー企業であるTellme Networksなどは最近高い評価を受けている。
(2000/5/23)
[Reported by taiga@scientist.com]