バリサート社国際事業副社長: Alex Garcia Tobar氏 |
電子商取引に関する事業を行なっている米国バリサート社は、バリサート・ジャパン株式会社を設立したことを発表した。バリサート社の100%の子会社で、資本金は1,000万円。代表取締役には佐野 充氏が就任した。
バリサートジャパン 代表取締役:佐野 充氏 |
バリサート社は、金融機関や通信事業者、コンピュータベンダー向けに、インターネットを通じた電子商取引で安全なインフラを提供するためのソフトウェアの開発やサービスなどを行なっている。大きく分けて3つの製品群があり、さまざまなCAから発行される電子証明書の失効情報などをリアルタイムでチェックし、トランザクションをする前に取引相手の信頼性を確認できる「Validation Authority(VA)ソリューション」。FTPおよびHTTPをSSL上で転送することにより、従来専用線などで行なっていたデータ転送を、インターネットで安全に転送できる「Secure Transportソリューション」。企業が取引した内容の電子受領書を発行したり、保存するための「Digital Receiptソリューション」がある。
すでに、日本でも約8社の大手メーカーが採用を検討しており、NTTソフトや新日鉄などが導入予定としている。
(2000/5/24)
[Reported by junko@impress.co.jp]