ピーエスアイネットは29日、加入者系無線アクセスシステムによる企業向けのインターネット接続サービスを6月25日より提供すると発表した。同社の無線基地局とユーザーの間を1対1で接続するP-P(Point to Point)方式により、1.5Mbpsの専用接続サービスを月額30万円以下で提供する。
開始当初はまず東京23区内の一部地域でサービスを提供し、その後、都内および主要都市へエリアを拡大する。料金は、接続料が回線料込みで月額24万8,000円、端末設備使用料が月額4万円、初期費用が5万円+工事費となっている。なお、同社では無線サービスはあくまでも専用線という位置づけで考えており、1つの基地局と複数のユーザーを接続するP-MP(Point to Multi Point)方式によるベストエフォート型のサービスについては提供する予定はないとしている。
無線によるサービスは、光ファイバーなどの有線回線に比べ、導入までの期間が短縮できるメリットがあるほか、通信コストも割安になる。同社の有線による専用接続サービス「InterFrame-DA」で1.5MBpsのサービスを利用すると、月額料金は49万8,000円になるという。回線の品質については、天候の影響を受ける場合はあるが、有線と同等のサービスが提供できるとしている。
(2000/5/19)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]