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【オンライントレード】

トレイダーズ証券、外国為替のオンライン取引サービスを開始

■URL
http://www.traders-sec-net.com/

 トレイダーズ証券が29日、外国為替のオンライン取引サービス「ネットフォレックス」を開始した。同証券では、電話による外国為替証拠金取引「マージンフォレックス」を展開しているが、今回このマージンフォレックスをインターネットでも24時間行なえるようにした。

 従来は、人手を使って注文成立の処理を行なってきたため注文執行の信頼性が低いことも指摘された。ネットフォレックスでは自社開発し特許を出願している並列相対エンジン「POT(Parallel Oppose Transaction)エンジン」を使うことで、顧客からの注文を一定条件に基づいて自動的に相対させ、リアルタイムで売買を成立させることが可能になった。

 注文はさまざまな種類に対応。現在の価格で売買したい時の注文「マーケット・オーダー」のほか、指値注文では、狙った価格に下がったところで買いたい、もしくは上がったところで売りたいときに利用する「リミットオーダー」、これ以上相場が反対方向へ振れたときには損失を確定したい時に使用する「ストップロスオーダー」、現在評価益がでているものの最低レベルの利益だけは確保しておきたい時に使用する「プロフィットセーブオーダー」、優先順位付けをした2つの注文を同時に出し、第1順位の注文が成立したら自動的に第2順位の注文が有効になる「イフ・ダン・オーダー」、同順位の2つの注文を出し、片方の注文が成立したらもう片方の注文が無効になる「オー・シー・オー・オーダー」がある。

 取引画面は、無駄なものを一切省いたかなりシンプルなつくりだが、すべての取引、操作が1画面で可能となっており、注文や照会などに対する反応は極めて早く自動的に更新される。

 また、同社のシステムは、オーダー処理にかかる負荷を分散させることにより、理論的には1日10,000件、売買高にして1,000億円の注文の同時処理ができるとしている。

 取引を開始するには、インターネットか電話、FAXでまず口座開設の申し込みをして口座を開設しなければならない。口座開設が完了し、取引証拠金を振り込むとIDとパスワードが郵送される。

 今後、外国為替だけでなく、独自開発した個人向けの通貨オプション(あらかじめ決めた金額で売るまたは買う権利)取引「オプションチケット」や「株価指数先物・オプション」などの取引も開始する予定。また、他の金融機関にPOTエンジンのシステム販売も行なっていく。ネットフォレックスについては、今期末までに2,000口座獲得を目指している。

IDとパスワードを入力し取引画面にログイン
ひとつの画面上で残高、資金、取引状況などを表示。シミュレーションをクリックすれば別窓が開き評価額の確認が可能。そこで予想レートを入力しリアルタイムでシミュレートすることもできる。

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(2000/5/29)

[Reported by betsui@impress.co.jp]


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