■URL
http://www.3com.com/news/releases/pr00/may3000a.html
米3Comは30日、2000年後半に発表予定のインターネットアプライアンス(インターネット機器:IA)に利用するために、米Palmから「Palm OS」などの技術に関するライセンスを受けることを発表した。3ComではデータをシンクロナイズさせるHotSync技術など、PalmOSの一般的な機能をこのIAに盛り込む計画だ。
新製品について、3ComのIA部門担当副社長のDon Fotsch氏は「我々はインターネットを利用することで、新しい便利さや楽しさを提供できるようなインターネットアプライアンスの新カテゴリーを創造しようとしている」と説明した。3Comでは、「家族が家の中でも外でもどこにいてもつながっていて、重要な情報にいつでもアクセスできるようになる」というデジタル時代の家のビジョンを標榜している。同社では、このビジョンを実現するための基盤技術としてケーブルモデム、DSL、ホームネットワーキング、Webカメラなどを有している。今回、Palmからライセンス受けたのは、いくつかの限られたタスクを上手にこなす、というPalmの機能を取り入れるため。
Palmは元々3Comの一部門だったが、1999年の9月に独立した会社としてスピンアウトした経緯を持つ。現在では自社で製品を開発、販売するにとどまらず、様々な企業に自社技術をライセンスしている。
(2000/5/31)
[Reported by taiga@scientist.com]