ジャストシステム、個人向けASPサービスを7月から順次開始

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http://www.justsystem.co.jp/news/2000f/news/j06051.html?idx

浮川和宣社長

　ジャストシステムは5日、個人向けASPサービスを7月下旬から開始する予定と発表した。サービスの名称は未定だが、個人やグループのコミュニケーションをサポートする機能を、インターネットに接続可能なすべての機器・端末で利用することができるようにしていくという。

　このサービスは、インターネット上に自分専用のワーキングスペースを所有することが可能で、スケジュールやアドレス帳、各種アプリケーションで作成した文書などのデータを自分のサーバースペースに保管し、PCでも携帯端末でもインターネットに接続できる端末ならどの端末でも、必要なときに表示・再利用することができる。

　現在予定されているサービスは3つある。まず、7月下旬から無料でプレオープンされるのが「グループ・コミュニケーション」サービス。グループの運営や連絡をスムーズに行なうサービスで、カレンダー、伝言版、落書き帳、出欠確認、電子アルバム、投票、会費集計などの機能が用意されている。本格的なサービス開始は10月からを予定し、有料化していく方針。

　8月からは第2弾として、ワープロや表計算など基本的なビジネスアプリケーションを提供する「パーソナル・ビジネス」サービスを開始する。このサービスでは、ビジネスコンテンツと連携して情報を活用できる付加価値サービスも提供する方針で、本格的なサービス開始は来年3月からを計画している。

　第3弾として11月から家庭向けの「ホーム・エンタテイメント」サービスを予定しており、画像ツールや音楽編集、はがき作成、日記、家計簿、健康管理、レシピなどのアプリケーションサービスを提供していく。

　10月下旬から月額料金とオプション料金を組み合わせたかたちで有料化する方針だが、料金体系や課金の仕方など詳細はプレ・オープンした結果でつめていく。また、利用可能端末は当初パソコンとiモードで、順次、他の携帯電話やPDAにも対応していく予定。

　一方、データセンターについては現在実験中で近日稼動する予定だという。

　初年度の利用者数は15万～20万人、3年後には500万人を見込んでいる。また、3年後の売上については、サービス利用料と広告収入を合わせて150億円規模を予定している。

(2000/6/5)

[Reported by betsui@impress.co.jp]