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【サービス/業界動向】

日立やIBMら、世界規模の企業間取引市場「e2open.com」設立

■URL
http://www.e2open.com/sub/press.html

 日立製作所、IBM、LGエレクトロニクス、松下電器産業、ノーテル・ネットワークス、シーゲート・テクノロジー、ソレクトロン、東芝の8社は、企業間取引(B to B)の電子市場「e2open.com」を設立すると発表した。

 e2open.comでは、コンピュータ、エレクトロニクス、情報通信のすべての業界において、世界中のあらゆる規模の企業を数千社集め、部品などの取引を行なう。

 7月にも新会社「e2open.com(仮称)」を米国デラウェア州に設立する。資本金は約2億ドルを予定しており、そのうちの50%を8社で出資し、さらに50%をクロスポイント・ベンチャーパートナーズとモーガン・スタンレー・ディーン・ウィッターが出資する予定だ。 e2open.comのシステムは、IBMやアリバ、i2テクノロジーズらの技術で構築したもの。すでに実際の電子市場で稼働しているシステムをベースとしているため、システム的にはすぐにでもサービスを開始できる状態という。

 なお、IBMや日立、東芝、松下電器らはすでに自社で電子市場を持っており、さらに他社と別の電子市場を設立している企業もある。それについて、あらゆる取引を今回のe2open.comで一本化するのではなく、場合によって自社のものやほかの市場を使い分けていきたいとしている。

(2000/6/7)

[Reported by junko@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp