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【NetWorld+Interop 2000 Tokyoレポート】

会場内の最先端ネットワークを見学できる――「ShowNetウォーキングツアー」

■URL
http://interop.sbforums.co.jp/shownet/index.html

ツアー 「NetWorld+Interop 2000 Tokyo」(N+I)では、会場内に構築されたネットワーク「ShowNet」を実際に見て回って学べる「ShowNetウォーキングツアー」を実施している。ShowNetとは、最先端の技術によるネットワークを期間中会場内に構築し、運用するというもので、今年はバックボーンに「POS(OS-192/OC-48)」とGigabit Ethernetを採用している。

 ShowNetウォーキングツアーは、ShowNetの構築・運用にあたった「NOCチームメンバー」が、ネットワークのポイントを実際に会場内をまわりながら解説してくれるというもの。巡回するパターンによって2コース設けられており、ツアーの所用時間は約1時間。定員は25名で、参加希望者多数の場合は抽選となる。参加料は無料。

 ツアーは、まずブリーフィングから始まる。ここでは、ネットワーク構成や構築までの裏話を聞くことができる。今回のShowNetでは、会場の幕張メッセから大手町のNSPIXP2まで、OC-48により2.4Gbpsで接続しており、会場内の各ブースへはADSLで接続しているとのこと。ちなみに、ShowNetには約20の企業/団体の100名以上がスタッフとして関わっており、ネットワークの機器総額は14億円だという。

 ブリーフィングを終えると、いよいよツアー開始。「Bコース」では、高帯域を利用したテレビ放送「ShowNetLive TVStudio」、会場内ネットワークのヘルプセンターとも言える「Network Service Center」、ネットワーク機器などを収容するラック群「POD(Pedestal Operation Domain)」、ネットワークを管理する「NOC」を見学し、最後にQ&Aで終了となる。なお、「Aコース」では、さらに、最高9.6Gbpsの高速ネットワーク環境を体験できる「ShowNetターミナルクラスター」も見学コースに含まれている(順番は当日の都合により変更になる場合がある)。

NSCの外観
拡声器で解説
NOC
Network Service Center
POD
NOC

 このツアー企画は、例年「N+I」で行なわれている。ネットワークの新技術について、実物を実際に訪ねながら専門家の説明が聞けるという点が人気を集めている。なお、ShowNetについては、構築・運用の舞台裏と採用技術を紹介する「ShowNetテクニカルビデオ」(「構築編」「運用編」の2巻1組で価格3,000円)が会場で販売されている。

(2000/6/8)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp