プレミア テクノロジー、同報メール配信サービスを8月開始

■URL
http://www.premtec.co.jp/

田中羊二 代表取締役社長

　「NetWorld+Interop 2000 Tokyo」に出展しているプレミア テクノロジーが8日、同会場内で新サービス「messageREACH」について記者会見を開いた。同社は、FAX同報サービスやコンファレンスサービス、ボイスメールサービス、ベンチャー企業投資などを行なっている米国PTEK Holdingsの日本法人。

　messageREACHは、同報メール配信・マーケティングサービスで8月1日から開始する予定になっている。企業が新製品の案内をメールで送るときや、商品の注文を受けつけたときの確認メールを即座に送信したい時などに利用できる。

　多量のメールアドレスの管理や一斉配信、指定時間の自動配信だけでなく、顧客の特性に合わせてひとつひとつのメールの内容を設定に応じて自動的にパーソナライズすることも可能。メールには、テキスト本文だけでなく添付ファイルも送信できるが、添付ファイルを実際に顧客まで送信しないでプレミアのサーバーに置いておき、本文にそのURLを表記することで顧客にアクセスしてもらう方法もとれる。

　マーケティング機能としては、配信後に誰が、いつ、どのドキュメント（添付ファイル含む）を見たかを詳細にレポートする機能がある。さらに、自社で行なうには管理が大変なエラーメールや削除依頼なども同社が処理する。

　サービスレベルは、複数の添付ファイル付きメッセージが送信可能で詳細なレポートが提供される「messageREACH」、送信メッセージ本文にURLを表記してプレミアのサーバーに保管されているファイルにアクセスすることが可能な「messageREACH+」、本文中に表記されるURLがプレミアのサーバーにアクセスするものではなく自由に他のWebサイトを指定できる「messageREACH ClickTo Jump」の3種類が用意されている。

　設定はWebブラウザーから行なうので、ハードやソフトウェアなどの初期費用は必要なく、登録すればいつでも利用できる。料金は、基本料金などなく利用した分だけの従量課金制。メッセージの送信のみは1メッセージ10円、messageREACH+またはClickTo Jumpが1メッセージ15円、添付ファイルが1ファイル5円。

メールのサンプル

(2000/6/9)

[Reported by betsui@impress.co.jp]