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【セキュリティ】

米Microsoftが「Outlook」用のセキュリティアップデータを公開

■URL
http://www.microsoft.com/presspass/press/2000/Jun00/SecurityUpdateMA.asp
http://officeupdate.microsoft.com/japan/2000/articles/Out2ksecarticle.htm
http://www.officeupdate.com/

 米Microsoftは8日、電子メールソフト「Outlook」のセキュリティ機能を強化するアップデータをリリースした。現在Outlook 98/2000の英語版に対応するアップデータが用意されている。これは、Outlookを介して急速に拡がった「Loveウィルス」などに対応するもので、同社では、全てのOutlookユーザーに対し、このアップデータをダウンロードして電子メールウィルスから保護するよう強く勧めている。

 このアップデータでは、3つの方法で電子メールウィルスからユーザーを保護する。まず、電子メールの添付ファイルが、実行ファイルやバッチファイルなどのウィルスに使用される実行コードを含む可能性のあるファイルの場合、これらを開いたり、ファイルに保存したりできないようにする。さらに、PDA同期ソフトなどを含む外部プログラムがOutlookのアドレス帳にアクセスしようとしたり、電子メールを送信しようとするとダイアログボックスで警告する。また、Outlook内でのインターネットセキュリティゾーンの設定が「インターネット」から「制限付きサイト」に強化される。

 また、これらの機能に加え、管理者がセキュリティ機能をカスタマイズできるようになったほか、制限を加える添付ファイルの種類を選択したり、ダイアログボックスの警告メッセージを指定することもできる。

 なお、Outlook 2000でアップデータを使用するには、事前に「Office 2000 Service Release 1(SR-1)」を当てておく必要がある。SR-1アップデータも、無料で提供されている。

(2000/6/9)

[Reported by etoh@nakajima-gumi.net / yuy@ATTglobal.net]


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