ファンコミュニケーションズは、アフィリエイトプログラム用のシステムをASPで提供する事業を14日より開始する。
アフィリエイトプログラムとは、協力サイトに掲載したリンクを通じてECサイトなどにユーザーを誘導し、実際に商品が購入されるなどの成果があった場合に協力サイトへ売上の一部を還元する仕組みのマーケティング手法。クリック保証型やページビュー型などの方法に比べて低コストでマーケティングを展開できるとしている。米Jupiter Communicationsの調査によると、すでに米消費者向けECサイトの売上の10%弱がアフィリエイトプログラムによるものになっているという。
ファンコミュニケーションズが提供する「A8.net」では、ECサイト向けにシステムを貸し出し、アフィリエイトプログラムを行なうのに必要な機能を提供する。協力サイトの募集/管理/審査、バナーやテキスト広告の配信、不正監視、集計レポート、報酬額の分配などの機能がASPで提供される。料金は、初期費用が20万円(解約時に返金)、月額費用が基本管理費4万円のほか、ASP手数料(報酬金額の15~30%)が発生する。協力サイトの承認代行やコンサルテーションなどのオプションも用意されている。
このほか同社では、同システムのパッケージ販売も行なう。日本ヒューレットパッカードと提携し、系列SIを通じて提供していく。パッケージ版の「A8pro Ver.1.1」はWindows NT、Soraris、Linux対応でライセンス料は198万円からとなっている(別途SI費用が必要)。
(2000/6/13)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]