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【業界動向】

米Motorolaなど4社がバーコードを使ったネットアクセスのための会社を設立

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http://www.corporate-ir.net/ireye/ir_site.zhtml?ticker=mot&script=410&layout=7&item_id=98723

 米Motorola、米Symbol Technologies、Ericssonの子会社のConnect Things、米AirClicの4社は15日、バーコードを使った新しいインターネットへのアクセス方法を作り上げるためのジョイントベンチャーを創る覚え書きに署名したことを明らかにした。それぞれの会社が新会社に出資する総額は5億ドルと発表されている。

 この新会社では「Web codes」と呼ばれるバーコードの一種を使い、雑誌、広告、製品などに印刷されているWebコードをスキャナでなぞることでインターネットから情報を取り出すことができる。バーコードスキャナは、携帯電話やケーブルテレビのSTB、その他のインターネット機器につながれている。Webコードには、製品を注文するのか、それとも情報をメールするのか、など状況に応じた「手順」が記述されている。スキャンしたWebコードの内容は、新会社のデータベースに照会され、登録してある手順通りに動作するというしくみだ。

 新会社はオープンなアーキテクチャーを使うことにしており、他社もこの技術を採用し、Webコードが普及することを期待している。

 Motorolaの会長兼CEO、Christopher B.Galvin氏は「この革命的なブレークスルーは、人々がアドレスを手で入力することなしに、さまざまなデバイスを使ってインターネットに簡単にアクセスすることができるようにする物だ」と説明している。

(2000/6/16)

[Reported by taiga@scientist.com]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp