セブンドリーム・ドットコム、7月よりサービス開始
Webサイトとマルチメディア端末を活用したECを展開

■URL
http://www.7dream.com/

右から５番目が生田副社長、その左が鈴木社長

　セブンイレブンなど8社の合弁会社「株式会社セブンドリーム・ドットコム」(鈴木敏文社長、以下セブンドリーム)が、ECサイト「7dream.com」で7月1日よりサービスを開始すると発表した。

　セブンドリーム社は2月にセブン－イレブンジャパン、NEC、キノトロープなどが、日本型ECの本格展開を目指して設立した企業。欧米的なオンラインでのみ展開するECではなく、全国約8,200店のセブン－イレブン店舗と連動したサービスで、初心者にもわかりやすく、安心で便利に使えるECサービスを目指している。今回は事業の皮切りとして、Webサイトから約10万アイテムの販売を開始する。

「7dream.com」のトップイメージ
この「Opa」もサービス告知の一環

　7月1日のサービス開始時は音楽CD・DVD、旅行＆レジャー、話題の商品、ギフト、インターネットライフ（PC関連商品）、クルマ、インターネットプリント（デジタルフォトプリント）の7ジャンルの商品で構成。ヒットチャートを意識した音楽CDや、この季節ならではの花火大会鑑賞ツアーなど、「オススメアイテム」をわかりやすく打ち出し、消費者にアピールしていく。また「インターネット・デビュー・プログラム」と題して、NEC製PCとプリンター、プロバイダー接続料がセットとなった初心者向け商品を販売し、PCを持たない層へのアプローチも狙う。

　商品の決済は前払い、代引き、セブン－イレブン店舗での収納代行、クレジットカードに対応し、発送は同店舗での受け取りか宅配便から選択できる。商品は4日前後で手元に届く予定。また無料の会員サービス「メンバーズセブン」で掲示板などのコミュニティや、会員の声を反映した商品企画などを行ない、ユーザーの囲い込みを図る。

　「7dream.com」は多様なメディアに対応を予定しており、7月初旬にiモードとDDI・IDOの携帯電話各社の公式サイトを開設、秋からは店頭に設置するマルチメディア端末からの注文を開始する。この端末はスキャナーやプリンターなどの機能が付き、デジタルフォトプリントにその場で対応できるほか、音楽コンテンツのダウンロードなども視野に入れる。
　また小室哲哉プロデュースの新人「Miyuki」やトヨタ「Opa」などとのタイアップ告知で、サービスの認知度アップを図る。

　セブンドリームではこのサービスで初年度70億円の売上げを目標としている。また書籍については「e-Shopping! Books」と共同で、新たなサイトを構築する予定だ。

◎関連記事
■【2000年1月6日】セブンイレブン、NECらと合弁会社を設立しECサービスに本格参入

(2000/6/22)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]