INTERNET Watch Title Click

【業界動向】

クリントン米大統領、「電子政府構想」を明らかに

■URL
http://www.whitehouse.gov/WH/New/html/internet2000-06-24.html
http://www.whitehouse.gov/WH/New/html/internet2000-06-24-text.html
http://www.firstgov.gov/

 クリントン米大統領は24日、毎週土曜日に行なってきたラジオ演説を初めてインターネットを通じて放送し、その中で「E-GOVERNMENT:電子政府構築」に向けた構想を明らかにした。

 構想では、政府関連が提供するあらゆるオンライン情報を入手できる新サイト「firstgov.gov」を構築するとのこと。ここでは、社会保障給付金の支払い状況や、新興の小企業向けの情報などを24時間提供していく。約2万の政府関連サイトをリンクさせ、完成後には世界最大の政府関係サイトとなるという。なお、新サイトは90日以内に開設する予定。

 また、大統領は、政府関連の調達などもインターネット上で行なえるようにする構想も明らかにした。米政府は今年、約3,000億ドルの補助金交付と、約2,000億ドル分の調達を行なう予定だが、数年以内にこれらの申請や契約をオンラインで行なえるようにする。これにより、経費と時間を削減するとともに、これまで機会がなかったグループや小企業などに機会を提供するとしている。

 ほかには、電子政府に関連する革新的アイデアの募集を開始し、優秀なアイデアを提供した学生や研究者、民間労働者、政府職員などに対し、最大50,000ドルの償金を与えることを明らかにした。

(2000/6/26)

[Reported by etoh@nakajima-gumi.net]


INTERNET Watchホームページ

ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp