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【業界動向】

ネットワーク協議会、Javaカンファレンス、日本インターネット協会が統合

 インターネットの発展推進団体である日本インターネット協会は、ネットワーク協議会、Javaカンファレンスと対等合併したと発表した。新組織の名称は「日本インターネット協会」となる。

 合併に伴い、ネットワーク協議会の会長であった石田晴久氏が名誉会長に就任した。また、会長には富士通の岡田智雄氏が就任する。副会長としては、前日本インターネット協会会長である高橋徹氏、慶應義塾大学の村井純氏、シスコシステムズ株式会社の松本孝利氏、インターネット総合研究所の藤原洋氏が就任する。日本インターネット協会の会員企業は262社。

 3つの団体が統合することで、インターネット関連団体としての体制を強化・拡充するのが狙いだ。また、来年の4月にも法人化する意向も明らかにした。名誉会長の石田晴久氏は「まずは法人化の必要がある。任意団体では世間に信用されない」と話した。

 今年度の基本方針としては、インターネット分野における日本を代表する組織として、ISOC、ICANNへの協力、ISOC、ICANNと日本政府の調整など、国際的な活動や、関係省庁との調整や情報交換などを行なう。

 また、ネットワーク協議会では、セキュリティ、携帯情報、Javaなどをテーマとした5つの研究部会を設置。インターネットに関する最新技術や業界動向の定例的なセミナーも開催する。また、国内外で議論した情報は、会員企業やインターネット関連人々にフィードバックする。

(2000/6/26)

[Reported by junko@impress.co.jp]


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