■URL
http://www.nissyoku.co.jp/ife2000/
情報化社会での食品ビジネスの未来を探るイベント、「e-フード2000 INTERNET FOOD EXPO」が開催されている。食品業界のe-ビジネス化を狙い、物産・特産、健康関連、海外、情報システムなどのカテゴリーに分かれ、120社が展示やデモを行なう見本市だ。
会場は物産・特産、食品・雑貨ブースが約2/3を占め、残り1/3が情報システムとフルフィルメント(物流・決済など各種処理)関連のブース。前者ではこれからのインターネット市場を盛り上げる各地の特産品・食品といった販売物を中心に構成。後者では食品を消費者に効果的に届けるためのインターネット活用手段という視点から、オンラインショップ構築代行・決済代行などのサービスが主体の構成となっている。
注目を集めていたのはアケセスの「miracs」(ミラクス)。NTTドコモのDoPaを用いた決済用経緯端末を中心としたオンライン決済システムで、ワイヤレスでのクレジットカード決済・デビットカード決済が可能になる。カード偽造対策として、携帯端末を不正に開けると端末が壊れるか、警告データが運用センターに流れる仕組みを採用している。会場内では「miracs」システムを使って実際にカードで特産品が購入できるサービスも行なっている。
また夢の街想像委員会では、出前可能な店舗を検索し、オンラインで注文できるサービス「出前館」を展示。ここでは店舗側専用端末としてNTTドコモのエクシーレを配布し、インターネットに不慣れな店舗でも扱いやすい点をアピールした。
ほかにも、食品・食材業者間の情報市場「フーズインフォマート」や、米国のBtoB食品売買市場「Foodtrader.com」などが注目を集めていた。
「e-フード2000 INTERNET FOOD EXPO」は6月30日(金)まで、東京ビッグサイト東1ホールで開催中。
(2000/6/28)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]