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【オンライントレード】

大和証券が顧客を3つの新サービスカテゴリーに分ける
手数料体系、サービスなどきめ細かい対応を狙う

■URL
http://www.daiwa.co.jp/

 大和証券は29日、個人顧客を対象に7月3日からまったく新しいサービス体系にすると発表した。

 同証券は大手証券の一角として、インターネットを利用したオンライントレードにもいち早く取り組んできた。顧客を大きく分けると、店舗を利用した対面取引を中心とする顧客と、インターネットを中心に取引を行なう顧客のふたつに分かれる。しかし、実際には取引ごとに、または顧客ごとに、あるときには注文さえ出せればよい(つまりオンライントレードのみの利用)が、あるときにはじっくりと投資相談を行ないたい(対面や電話などで相談)など、その時々によって求めるサービスが違うなど顧客のニーズが多様化している。

 このような状況に対し、料金・コスト面も含めて十分対応できているかという問題もあり、多様化する顧客の利便性の向上や細かなニーズに的確に応えるべく、今回顧客を3つのサービスカテゴリー(チャンネル)に分けることにした。

 ひとつめは、担当者によるアドバイスを受けながら取引が行なえる「ダイワ・コンサルティング」で、すべての商品やサービスが利用可能。ふたつめは、コールセンターによるアドバイスを受けながら取引が行なえる「ダイワ・コール」で、取り扱い商品・サービスに一部制限がある。もうひとつは、インターネットを利用したオンライン取引を行なう「ダイワ・ネット」で、取引商品・サービスに一部制限がある。

 株式売買委託手数料は、通常のこれまでの対面取引を基準にした場合、「コンサルティング」が25%割引、「コール」が30%割引、「ネット」が50%割引という体系になる。

 また、いずれのサービス・パッケージにおいてもメインチャンネル以外に補完的に他のチャンネルの一部を利用することもできるという。

 7月3日から新規に口座を開く顧客は、必ず3つのうちのひとつを選ばなくてはならない。選択は、サービス利用後に変更も可能。既存の顧客は、自動的に「コンサルティング」となるが、ほかのカテゴリーに変更することができる。

 一方、同証券のオンライントレードではすでにiモードでの利用が可能だが、7月から順次DDI、DDI-セルラーグループ、ツーカーグループ、IDOの提供するEZwebと、J-フォンの提供するJ-スカイサービスを利用したオンライントレードも対応していく。

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(2000/6/29)

[Reported by betsui@impress.co.jp]


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