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【調査結果】

「インターネット白書2000」で見る日本のインターネット事情(4)

企業におけるネット普及率が9割に

■URL
http://home.impress.co.jp/books/iwp2000/

 企業におけるインターネットの普及も着実に進んでいる。コンピュータを利用している事業所4,500社を対象に3月に行なった調査では、有効回答を寄せた1,603社のうち92.8%がインターネット技術を「利用中」と回答。昨年の82.5%からさらに増加した。特に5,000人以上の大企業では100%に達したという。

 利用内容については、「電子メール」(99.1%)、「ウェブからの情報収集」(97.2%)の2項目が他を引き離しており、以下、「イントラネット/エクストラネット」(47.7%)、「コミュニケーションサービス」(40.3%)などとなっている。続く5位の「有料情報サービスの購入」は27.2%だが、個人利用者と比べるとかなり利用度が高くなっているという。なお、社員へのメールアカウント発行比率では「100%以上」とした企業が最も多く、半数近い45.4%に達した。

 利用中のサーバー形態としては、やはり「メールサーバー」が最も多く、91.0%。以下、「社外向けウェブサーバー」(66.6%)、「社内向けウェブサーバー」(56.3%)と続いている。ECへの期待が高まっているが、「コマースサーバー」を利用中の企業はわずか11.2%しかいなかった。

 ドメインの取得状況については、国内外を含めて増加傾向にあるとしており、「国内で取得している」企業が80.3%に達したほか、「海外で取得している」企業も10.8%あった。海外ドメインについては、「5,000人以上の大企業と50人未満の小企業における両極」で取得率が高くなっているという。

「インターネット白書2000」(監修:日本インターネット協会/発行:インプレス/価格:本体4,800円+税/6月19日発売)より

(2000/6/29)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp