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【調査結果】

「インターネット白書2000」で見る日本のインターネット事情(5)

日本のネット普及率、アジア太平洋地域で第6位

■URL
http://home.impress.co.jp/books/iwp2000/

 インターネット人口についてアジア太平洋地域における日本の位置を見てみると、約4割を日本が占めており、相変わらずトップに入ってはいる。しかし、徐々に比率は下がっているようだ。

 アクセスメディアインターナショナルの調査によると、1999年末時点でのアジア太平洋地域におけるネット人口は4,530万人と推定。このうち日本が1,830万(40.4%)だった。これは、1997年末には全体が1,580万人で日本が880万人、1998年末には全体が2,880万人で日本が1,430万人と、ほぼ半数以上を占めていたのと比較すると、初めて大きく半数を割り込んだことになる。1999年には、中国が680万人(15.0%)、オーストラリアが570万人(12.6%)、台湾が380万人(8.4%)など、「日本以外の各国の利用者が急激に増大したのが原因」だとしている。

 人口ではトップの日本だが、普及率では6位にダウンする。同じく1999年末の人口あたりの普及率では、トップのオーストラリアが31.7%となったほか、シンガポールが28.7%、香港が26.7%、ニュージーランドが26.4%などといずれも25%を超えている。以下、台湾の18.1%、日本の14.1%、韓国の8.0%、マレーシアの3.8%などとなっている。白書では、インターネットの場合、普及に弾みがつくのは「2割がその分かれ目」だとしており、日本が依然15%未満と低い水準であることを指摘している。

「インターネット白書2000」(監修:日本インターネット協会/発行:インプレス/価格:本体4,800円+税/6月19日発売)より

(2000/6/30)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp