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米調査会社のIDCは31日、無料プロバイダー(ISP)についての調査結果を発表した。IDCでは、BlueLight.comやExcite FreeLane、Freeinternet.com、Juno、NetZero、WorldSpy.netなどの無料ISPを調査した結果、大多数のユーザーにとっては「無料のISPを利用するよりも有料のISPの方がいっそ楽だ」と結論づけている。
調査結果では、無料でサービスを利用できるのは大きな利点だが、別の大きなコストとしてユーザーにはね返ってくるとしている。例として、ソフトウェアのダウンロードにかかる時間や、サービスを利用する前に要求される個人情報などを上げている。また、無料ISPを利用する場合のもう一つの欠点は広告。調査したISPのうち、1社を除いて広告収入を運営費にあてていた。これらのISPは、ユーザーがログインしている間、広告表示用にバーを使用しており、これらのバーによって、Webページの情報がしばしば隠され、ユーザーはバーを移動することを強いられるという。
IDCでは、インターネット接続サービスに絶対にお金を支払いたくないというユーザーは、広告表示のない無料ISPに加入するよう勧めている。
(2000/8/1)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]