西日本電信電話株式会社(NTT西日本)は、マークアップ言語「SMIL(Synchronized Multimedia Integration Language)」を利用したコンテンツの作成ツール「SMIL Editor」を開発した。製品は、NTTの関連会社INSエンジニアリング株式会社より、価格8万円で販売される。
SMILは、ビデオや音声、テキストなど複数の素材をシンクロさせることができる、XMLをベースにしたマークアップ言語。1998年にW3Cから標準仕様として勧告されている。SMIL Editorでは、各種編集メニューから操作マニュアルまですべて日本語化されているほか、GUIベースの操作で特別にSMILの知識がなくても、簡単にマルチメディアコンテンツを作成できるという。作成したコンテンツは、RealNetworks社のコンテンツ配信・再生用システム「RealSystem」に対応する。
なお、SMILコンテンツの作成ツールとしてはReal社の「RealSlideshow」(英語版)が知られている。同社によると、日本語に対応したSMILコンテンツ作成ツールは初とのこと。
(2000/8/1)
[Reported by okiyama@impress.co.jp]