■URL
http://www.nttx.co.jp/data/0008/00080301.html (NTT-Xのリリース)
http://e-cube.ne.jp/ (E3-learning)
E3の学習イメージ
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NTT-Xは昨年11月に米国第1位のオンライン学習企業「SmartForce Corporation」と提携し、2000年初頭からIT技術者養成のためのWebをベースにしたオンライン学習サービス「E3-learning」を開始している。「E3」には企業向けのイントラネットを利用したサービス「Xcalat」と、誰でも受講できるインターネットを通じたサービスがあり、現在の受講者は約3万人に上る。
先行する米国から見て、オンライン学習市場は現在のIT技術習得がメインのものから、今後は企業のマネジメント研修へのニーズが高まると予想されている。またWebコンテンツを利用して学習する「Web Based Training」(WBT)のオンライン学習は、コストや利便性に優れており、マネジメント研修市場でも大きな成長が期待されている。こうした状況から、今回の提携、およびマネジメント研修分野への参入となった。
具体的には、9月から「MBAマネジメント入門」コースを提供開始する。コース科目は“アカウンティング”“ファイナンス”“マーケティング”“経営戦略”“人的資源管理”“組織行動学”の6つで、9月に“経営戦略”からスタートし、順次科目を追加していく。この6科目はビジネススクールで1年目に学ぶ科目に相当する。サービス対象は新入社員から入社3、4年程度の若手社員と、マネジメント教育を体系的に習得していない層を想定している。価格は1科目5万円以下で、イントラネット提供の場合はボリュームディスカウントも予定している。
今回の提携ではマネジメント教育で実績を持つグロービスが講座・教材の作成提供を担当、アスキーが講座をデジタル化し、「E3」から販売する形となる。また法人向けには専用WBTシステム「Xcalat」と共に販売される。
3社はこのコースで1年以内に1万人の受講を見込み、5億円の売上を目指す。またこのコースの上級編にあたる、グロービスの「MBA経営速習」のオンライン提供も検討中だ。
(2000/8/3)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]