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http://www2.rad.co.jp/eM/report/008wm200006/spec.htm
市場調査を行なっている株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメントは、首都圏と大阪圏のインターネット利用実態調査結果を発表した。Webの利用と、インターネットメールアドレスの保有・利用の状況など基礎的なインターネット利用動向を調べたもの。2000年3月の調査に続き、2回目となる。
調査期間は2000年5月25日~6月9日。東京40km圏、大阪20km圏内の18才~69才の男女個人に対し、質問紙による留置調査法で行なったもの。サンプル数は1,000。
調査結果によれば、首都圏・大阪圏のインターネット利用経験者(Webの閲覧をしたことがある、もしくはインターネットのメールアドレスを保有していると答えた人)は45%。前回の37.3%から7.8%増加している。Web利用経験者の男女比率は6:4。また、全体の15%の人が今年に入ってから利用開始したと答えており、この半年以内にWeb利用を開始した人が、どの層でも高い割合を占めている。中でも、40代の女性Web利用経験者で、半年以内の利用開始者が占める割合が高いようだ。Webの利用場所は、自宅が3割を超えており、続いて職場が約2割。
また、電子メール利用者の利用環境を見てみると、首都圏、大阪圏ともトップはデスクトップPCが前回と同様にトップ。しかし、おもしろいのが携帯電話/PHSからのメールの利用率だ。大阪圏では前回の5.9%から11.2%に増加。ノートPCからのメール利用率(10.9%)を上回る結果となった。一方で首都圏では、デスクトップPCに続いてノートPCが11.7%、携帯電話/PHSは8.5%となっている。全体的に見ても、iモードなどインターネットに対応した携帯電話端末からのインターネット利用は、前回と同様に大幅に増えているようだ。
また、Webを利用している用途としては、“趣味の情報を探す”が前回と同様に32.5%(前回27.2%)でトップ。“懸賞に応募する”、“ショッピングをする”、“オークションを利用する”といった趣味的な答えが増加傾向にある一方で、“仕事や学業の情報を探す”、“検索サイトを利用”といった答えは、わずかながら減少傾向にある。
(2000/8/3)
[Reported by junko@impress.co.jp]