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今年の夏は猛暑が続いているせいか、食品各社、カレーがよく売れているという。ハウス食品にいたっては、その名もストレートに「夏に効くカレー。」という夏期限定商品を発売。夏こそカレーだと決めつけんばかりの勢いである。
しかし、暑いときにカレーを食べたら、かえって暑くなるのではないだろうか？ そこで、ハウス食品のウェブサイトを見たところ、なぜ、夏に効くのかが解説されていた。夏バテになりがちなこの時期、「カレーにたっぷり含まれるスパイスの香りと辛さは食欲を増進させ、いろいろな野菜と組み合わせできるのでひとつのメニューでも栄養のバランスが良い」のだそうだ。
と納得したところで、カレーに関するウェブサイトをいくつか紹介しよう。インターネットでは、全国各地のカレー専門店やレシピなどの情報も入手できるが、今回は手軽に食べられる“レトルトカレー”に焦点をあててピックアップした。各サイト、市販のレトルトカレーを実際に食べ、比較や評価を行なっている。今晩食べるレトルトカレーを決めるのに、大いに役立つはずだ。
レトルトカレーのレビューサイトといえば、まずはなんといっても「東京CURRY激闘篇」が挙げられる。本誌でもすでに2年前にとり上げているが、その後もデータを着々と増加。当時114品だったのが、7月末時点で56社／250品を突破した。日本で入手できるレトルトカレーはすべて網羅しているのではないかというほどの充実ぶりで、近所のコンビニやスーパーで普通に売っているような商品については、ほとんどがここでチェックできてしまうのではないだろうか。何センチ角のどういった具が何個入っていたか、まで記録しているのにも驚くばかりである。
続いて、こちらもデータ件数が比較的多い「カレーマニア」。114品についてのレビューが掲載されており、“辛さ”“また食べたいか”“具”“ボリューム”の項目で5段階評価を行なっている。写真は、パッケージはもちろん、実際にご飯にかけた状態で撮影されている。インデックス画面では、各商品名の横に一言コメントとともに“良”“特”“毒”などのマークが付いているので、選ぶ基準になってわかりやすい。唯一、しばらく更新が止まっているのが残念だ。
「浅草くまちゃん秘密研究所」にある「浅くまカレー倉庫」は、内容量やエネルギー量、栄養素などの数値的なデータが特徴。各項目についてパッケージのデータをそのまま掲載しているため、カロリーなどが気になる人にも役立つだろう。コメントについては、シンプルにまとめられていて読みやすい。
最後に紹介するのは「カレーの穴」。レトルトカレー専門というわけではなく、レシピや、九州を中心としたカレー店レポートなどを掲載している総合サイトである。その中の「試食の穴」コーナーでカレーをレビューしているが、レトルトカレーだけでなく、カレー味のインスタント焼きそばやハンバーガーショップのナンカレードッグ、一部では有名らしいカレーヨーグルトなどもカバーしている。また、「カレールーのうまい組み合わせを探せ！」「納豆はカレーに合うのか！？」といった体験レポートが読める「実験の穴」コーナーも興味深い。レトルトカレーのアレンジに役に立つかもしれない。
■ハウス食品(2000/8/8)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp /Watchers]