■URL
http://www.att.com/press/item/0,1354,3189,00.html
http://www.cs.nyu.edu/waldman/publius
米AT&T Labsは8日、匿名でコンテンツを公開し、第三者による削除や検閲から保護するWeb出版システム「Publius Web」の試験サービスを2カ月間に渡り実施すると発表した。
Publius Webは、匿名でのコンテンツ公開を可能にし、第三者による検閲や削除を防ぐというもの。AT&T Labsは、プライバシー保護技術の研究の一環として同システムを開発した。ここでは、コンテンツを暗号化し、暗号鍵の断片を含むURLをコンテンツに割り当て、無作為に選択した複数のサーバーにコピーする。専用のクライアントソフトを使うと、コンテンツを復元するために十分な断片を見つけると、1部が欠けていてもコンテンツを復元する。このシステムを利用すると、コンテンツの発信元をたどることが困難だという。
試験サービスでは、100KB以下のHTMLやPDF、PostScriptファイルなどを取り扱う。同システムに対応するコンテンツを発行するための、クライアントソフトとプロキシーサーバーが用意されている。
(2000/8/9)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]