米Mercataは9日、グループ購買に関する特許を米国特許商標局から授与されたと発表した。この特許はU.S.Patent No.6,101,484で、「より多くの客が集まるにつれて商品の価格を動的に引き下げていく」というグループ購買のビジネスモデルとシステムに関して権利を主張しているもの。同社はさらに関連分野において11の特許を出願中だ。
Mercataの社長兼CEOのTom Van Horn氏は「我々はグループ購買の仕組みとテクノロジーに関して初めての特許を得たことをとても嬉しく思う」とコメントした。
しかし、この点については検討の余地がありそうだ。グループ購買に関してMercataと同様に有名なMobShop(旧Accompany.com)が、既に今回Mercataが取得した特許と似たものを取得していると主張しているからだ。過去になされた一部報道では双方がお互いのアイディアを盗んだ、との噂まで流れたが、今では両社が共存してグループ購買市場のシェアを争っているという状況に落ち着いていると言う経緯がある。
いずれにしてもグループ購買というビジネスモデルそのものは、両社の登場以後多くの会社が取り入れており、今後、両社がどのように権利を主張していくかに注目が集まりそうだ。
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(2000/8/10)
[Reported by taiga@scientist.com]