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【新技術】

フォント不要の多言語メール表示システム

■URL
http://www.inkfont.com/

 
ScreenShot
下段がインクフォント化したテキスト。
参考までに上記例文(約180字)の場合、
容量は46.5KBあった。画数の多い文字
が増えると容量も大きくなるようだ
ポリテックと東京電機大学は共同で、フォントをインストールしていなくてもさまざまな言語のメールを閲覧できるシステムを開発した。文字をX/Y座標および筆圧のデータからなる「インクフォント」と呼ばれる形式に変換して送信、専用のビューワーで閲覧できるようにする。現在、上記URLでインクフォントへの変換/閲覧ソフトをダウンロード配布している。

 従来、コンピュータ上で文字を表示するには、各言語に対応したフォントが必要だった。PCなどでは必要なフォントをインストールすればよかったが、携帯電話やPDAなどの端末では記憶容量が小さいため、多くのフォントを内蔵できなかった。インクフォントでは、ビューワーを組み込むだけであらゆる言語を表示できるようになる。

 同社では、2002年のサッカーワールドカップ開催に向け、まずは日本語、韓国語、中国語、台湾語に対応。順次、世界の言語を扱えるようにしていく。電子メールのほか、外国のウェブサイトをインクフォントで表示できるシステムも提供する予定だ。

(2000/8/21)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp / ymasa@wizvax.net]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp