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■URL
http://www.disappearing.com/nw/annDet/news_000821_1.html
米Disappearing Inc.社は21日、同社の製品「Disappearing Email for Outlook」の無料配布を同社のホームページで開始した。
「Disappearing Email for Outlook」は、MicrosoftのメールクライアントOutlook用のプラグイン。これを使ってメールを送信すると、指定した期間が経過した後にメールの内容が読めなくなるようにできる。通常の方法では、メールは送られる途中のサーバーで無数のコピーを作るので、一度送ってしまうと全ての情報を消去するのが非常に困難だ。片方で消去されていないメールのメッセージは、企業秘密を暴露するものと成りうることがMicrosoftの裁判で一般に知られるようになっている。こうしたことからDisappearing社は大手VCのKPCBやEric Hahn氏などから出資を受け、注目を集めている。 このシステムは、プラグインをOutlookにインストールすると「Send Disappearing Email」ボタンが表示される。このボタンを押してメールを送信すると、メールの内容が暗号化され、Disappearing社の提供するサーバーに保管してある解読鍵を用いないと内容が読めなくなる。そして指定された期間が経過すると鍵が破棄され、内容が読めなくなるというしくみだ。プラグインはOutlook用だが、メールの受取手はHTMLメールが読める環境にあれば、問題なくメールを読むことができるとのこと。
同社はこの無料版のプラグインだけでなく、有料の企業向けシステムを販売したり、企業内のメールポリシーを策定するためのコンサルティング業務などを行なって利益を上げている。
(2000/8/22)
[Reported by taiga@scientist.com]