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http://press.nokia.com/PM/788179.html
Nokiaは21日、新型WAPブラウザー「Nokia WAP Browser 2.0」について、ライセンシーに対してソースコードごと提供していくと発表した。ライセンス方法はいくつかの中から選ぶことができ、その中にはライセンス料が無料の契約方法も含まれている。
Nokia WAP Browser 2.0はWAP1.2規格に対応しており、WML1.2、WML Script、プッシュ機能などを装備している。ブラウザーのライセンスを受ける企業は、このソースコードを元に新しい機能を自由に付け加えたりすることができる。例えばNokiaでは、携帯電話キャリアが独自のユーザーインターフェイスを開発、搭載し、携帯電話製造業者に配布したり、PDAメーカーがパソコンとの同期機能やインスタントメッセージング機能を付加してPDAに搭載すること、などを例として挙げている。
Nokia Internet Communicationsの副社長、Pertti Lounamaa氏は、ソースコードごとライセンスすることに決めた理由について「この業界全体の成功を早めるためには、ワイアレスインターネットやWAPソフトウェアの開発は簡単でコストパフォーマンスがよいものでなければならない」とコメント、業界全体の発展が自社の発展にもつながるという考え方に基づいていることを指摘した。
(2000/8/22)
[Reported by taiga@scientist.com]