|
|
■URL
http://www.e-mail2000.org/
電子メールを中心としたデジタルコミュニケーションの初の総合展示会、「E-Mail2000」が池袋のサンシャインシティ文化会館7階で開催中だ。期間は、25日まで。
このイベントは、講演や個別のセッションが中心となっている。24日には、「電子メールの利用とセキュリティとプライバシー」をテーマした招待講演が、ネットワンシステムズ株式会社の白橋明弘氏によって行なわれた。
電子メールの盗聴や改竄、情報の漏洩、暗号化、SPAMメールやチェーンメール、ウィルスなど、電子メールを利用する上での問題点やその対処法、課題などを解説した。電子メールの盗聴や改竄の対策としては、電子メールの暗号化が有効だが、企業で利用する場合、暗号化によって（情報の漏洩など）内容のチェックが難しくなるほか、デジタル証明書やセットアップなどに手間がかかることなどの理由から普及しているとは言い難いと話した。また、機密漏洩の対策としては、メール監査ツールの導入が増えてきているが、情報の漏洩はメールだけではないため、過剰な期待は良くないと指摘。しかし、導入していることを社員に明らかにすることで、抑止効果は大きいと話した。
また、数年前まではインターネットだからメールが届かなくても仕方がない、といった風潮があったが、電子メールがビジネスに不可欠になった今、24時間障害で止まらないメールシステムが求められていると語った。
25日には、早稲田大学国際情報通信センターの前川徹氏による「デジタルコミュニケーションとEC」をテーマにした招待講演、メールニュースの代表取締役才式祐久氏など5人のパネラーによるパネルディスカッションなどが行なわれる。
(2000/8/24)
[Reported by junko@impress.co.jp]