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【業界動向】

通産省、カードレスのオンラインショッピングも保護対象に

■URL
http://www.miti.go.jp/ (通産省)

 インターネット上での「カードレス取引」が、消費者保護の対象となる方向だ。通産省が25日開催した「割賦販売審議会」で審議されたもので、早ければ来年度からの実施を目指していく。

 「カードレス取引」とは、クレジット会社が発行するID番号やパスワードの入力だけで、商品を割賦取引(クレジットカードやローンによる支払い)する形を指す。今回の改正では“紙の会員証などを発行しない、オンライン上のみのID・パスワード発行”による取引を対象にする。カードレス取引は郵便などでのカード交付が不要で利便性が高く、インターネット取引用に与信枠を少額にすることで、他社の不正使用による消費者被害を押さえられるといったメリットを持つ。しかし、現行の「割賦販売法」ではこうした取引への保護規定がないため、今後のEC拡大を前に通常のクレジット取引と同様の法規制を整える方向だ。

 通産省では今後パブリック・コメント募集などを経て、早ければ秋の臨時国会で改正案を提出し、来年度からの実施を目指す。

(2000/8/25)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp / ymasa@wizvax.net]


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