INTERNET Watch Title Click

【特集】

台風・地震・噴火~災害に備えよう

 3月末の有珠山から始まり、三宅島、磐梯山など日本各地で火山活動が活発になっている。それにともない地震も多く発生しており、不安な毎日を過ごしている人も多いのではないだろうか。また、秋になり「台風」の到来も予想される。今回の特集では、そんな「災害」に関する情報を掲載しているサイトを集めてみた。「自分のところは大丈夫」などと油断せずに次に紹介するサイトでしっかりと準備しておこう。

台風に備える
地震、噴火に備える
その他災害
災害に関する総合情報サイト

 

台風に備える

 秋の災害と言えば「台風」。ここでは、台風に関する情報をいち早く掲載するサイトを集めてみた。同じ台風情報でも、サイトによってそれぞれ見せ方が違う。複数のサイトを見て、見やすいものや使いやすいものなど自分に合ったサイトを選んでみよう。

台風と熱帯低気圧の表現の変更
http://www.kishou.go.jp/know/typhoon/Info/taifu.html
 2000年6月から変更になった、気象情報の中で用いる台風と熱帯低気圧の表現について開設しているページ。今後、台風の大きさと強さを表現する時は、従来の「小型」「中型」は用いずに「大型」と「超大型」で表現する。また、17m/s未満の熱帯低気圧については従来「弱い熱帯低気圧」と表現していたが、今後は「弱い」を削除するとのこと。天気予報を見る時に注目してみよう。

ウェザーニューズ
http://www.wni.co.jp/cww/index.html
 天気情報を提供するウェザーニューズのサイト。「概況」欄では、現在の天気概況を詳しく掲載している。また、「台風情報」コーナーでは、独自の画像と、気象衛星ひまわりからの画像を表示している。独自画像では、日本だけではなくアジア広域地図も表示するのが特徴。

TBS Weather Guide
http://www.tbs.co.jp/weather/info-j/typhoon.html
 東京放送(TBS)のページ。「台風情報」では、台風の位置情報と進路予報を画像で表示。情報は、3時間ごとに更新し、台風が日本列島に近づくと1時間おきに更新する。

Weather Eye
http://www.crc.co.jp/weather/
 CRC総合研究所の気象情報ページ。「台風進路情報」のコーナーでは、画像で台風の進路を知ることができる。情報の更新は3時間ごと。ほかには、一般から投稿された全国の天気情報を知らせる「リアルタイムお天気」のコーナーが充実。

WLine World
http://www.wline.co.jp/new/opening.html
 ウェザーラインの提供による天気情報サイト「WLine World」。通常の天気予報のほか、台風情報と警報情報を提供している。なお、ウェザーラインでは、10月からお天気ポータルサイト「お天気応援団The All Weather Network(TAWN)」を開設する予定だ。

Yahoo!JAPAN「大雨、台風情報」
http://news.yahoo.co.jp/Full_Coverage/Typhoons/
 ヤフーのトピックス「大雨、台風情報」。最新の関連ニュースや関連サイト、カテゴリーなどを提供している。

 

地震、噴火に備える

 最近テレビを見ていても、「○時○分地震がありました」というテロップを目にすることが多くないだろうか。各地で火山活動が活発になっていることもあり、地震が非常に多くなっている。ここでは、地震や火山に関して「仕組み」から「備え」までを掲載しているサイトを集めてみた。

地震・火山防災情報
http://www.chiyoda-fire.co.jp/bousai/index.html
 千代田火災によるサイト。地震情報と火山情報を掲載している。「地震防災情報」ページでは、日本各地の避難場所、学校、病院などの地域防災拠点や、建物倒壊危険度などの地域危険度情報を地図から調べられるようになっている。過去に起こった地震と津波による被害をまとめたページもある。

日本地震学会
http://wwwsoc.nacsis.ac.jp/ssj/index.html
 1880年に横浜地震を契機として創設されたという日本地震学会のサイト。「地震情報」コーナーでは、三宅島・神津島・新島の地震など最新の情報を掲載するほか、「地震学会ライブラリー」では、日本付近のおもな被害地震年代表なども見ることができる。

国土地理院
http://www.gsi-mc.go.jp/
 国土地理院のサイトでは、有珠山と三宅・神津島のページをそれぞれ別に開設して詳細情報を提供している。「測地測量と地殻活動」のページでは、「最近の地震活動に伴う地殻変動」などを掲載している。地震予知連絡会へのリンクもあり。

国土庁防災局
http://www.nla.go.jp/boutsu/index.html
 国土庁防災局によるサイト。内容は有珠山、三宅島など最近の火山活動に関する情報のほか、大都市震災対策専門委員会の提言などを掲載。トップページには、ナマズが揺れるアニメーションが表示される。

地震調査研究推進本部
http://www.jishin.go.jp/main/index.html
 阪神・淡路大地震を契機に設置された地震調査研究推進本部のサイト。地震による災害から国民の生命、身体、財産を保護することを目的としているという。最近の各地震に対する評価も詳細に載っている。「地震の基礎知識」では発生のメカニズムなどを紹介。

地震予知と雲
http://www.interq.or.jp/earth/eqc/
 地震の前に現れるという「地震雲」など、雲で地震の前兆現象を知ろうというサイト。実際の地震雲を写真で紹介している。また、雲だけではなく、ナマズや井戸水など他の前兆現象についても紹介。

地震学入門
http://www3.justnet.ne.jp/~m-nasuno/WELCOME.HTM
 「地震を知る ~地震学入門~」と「地震から身を守る~地震防災マニュアル~」の2メニューで構成されている。地震の基礎から備えまで総合的に知ることができるサイトだ。

東大地震研究所
http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/topics/MIYAKE/index.shtml
 トピックスの「三宅島火山、神津島・新島地震活動情報」では、有感地震情報があると自動的に更新するようになっている。有珠山情報のページでは、画像も公開している。

地震の心得
http://www.tokyo-teleport.co.jp/bosai/
 東京テレポートセンターによる「地震の心得」ページ。「くすりのQ&A」コーナーで、地震に備えて用意しておくべき薬とその選び方について解説しているほか、応急手当の方法、防災用品などを紹介している。

暮らしの安全読本
http://www.secom.co.jp/secur/safety/safe_02.html
 セコムによる地震対策についてまとめられたページ。外を歩いている時、自動車の運転中などシチュエーションごとの対策方法を紹介している「こんな場所で地震にあったら」といったコーナーが役立ちそう。

全国火山系博物館連絡協議会
http://www.akina.ne.jp/~bandaimu/volcanet.htm
 現在、入山規制措置がとられている磐梯山の特集ページなど掲載。火山情報、火山に関するサイトへのリンク集が充実している。全国の火山系博物館サイトへのリンクもあり。

日本火山学会
http://hakone.eri.u-tokyo.ac.jp/kazan/Question/qbox.html
 日本火山学会のサイト。「火山学者に聞いてみよう普段」のコーナーでは、火山について疑問に思ったことに専門の学者が答えてくれる。火山災害映画「ダンテズ・ピーク」を火山学的に紹介するページもある。

 

その他災害

 ここでは、台風、地震、火山以外の災害に関するサイトを集めてみた。落雷のほか、「惑星衝突」や「原発事故」など確率は低いが、起こった場合に大惨事を引き起こす災害を紹介している。

落雷情報
http://www.tohoku-epco.co.jp/weather/ (東北電力)
http://www.thunder.ttcn.ne.jp/ (東京電力)
http://www.rikuden.co.jp/hopes/menu.htm (北陸電力)
 直撃を受けると大変なことになるのが「雷」だ。東北電力の落雷情報ページでは、東北地方の「落雷状況&雨量レーダ」のほか、落雷のしくみや落雷が電気に与える影響を紹介している。また、東京電力では、独自観測システムによる関東地方の雨量・雷観測情報を提供。北陸電力のページでは、雷センサーと「LLS(落雷位置標定装置)」で観測した雷情報を提供している(北陸地方のみ)。

日本スペースガード協会
http://pluto.mtk.nao.ac.jp/SGFJ/
 小惑星などの天体による災害から地球を守るため、そのような天体の発見と監視、研究活動を行なう団体「日本スペースガード協会」のサイト。「素朴な質問ルーム」では、小惑星が地球に接近、衝突した場合の危険性を解説している。

原発事故サバイバルハンドブック
http://www.ne.jp/asahi/radiation-disaster/survival/
 事故が起きると大惨事を巻き起こす「原発事故」。ここでは、被曝をさけるノウハウや、避難の心得などを紹介している。敦賀2号炉で事故があった場合の人的被害なども掲載しており見ているだけで恐ろしくなってくるページだ。

 

災害に関する総合情報サイト

 ここでは、災害全般に関する総合的な知識が得られるサイトや、防災グッズが買えるサイト、リンク集などを集めてみた。いざという時にそなえて見ておこう。

レスキューナウ・ドット・ネット
http://www.rescuenow.net/
 危機管理と災害救援を総合的にサポートするというサイト。全国の災害情報を網羅している。「Tokyo 119 Now」では、都内の災害速報をティッカー形式で表示する。また、「読む知るレスキュー」のコーナーでは、災害の起きるメカニズムや日頃の備え、救命の背景にある理論などを紹介するなど充実したサイト。

気象庁
http://www.kishou.go.jp/
 火山、地震、台風と主な災害についての最新情報は気象庁のサイトに掲載されている。現在、磐梯山、三宅島、有珠山の火山情報のほか、三宅島、新島・神津島近海の地震に関する情報を掲載中。

防災気象情報サービス
http://tenki.or.jp/
 ここでは、地震、津波、台風、火山など防災に関する情報を提供している。すべて地図による表示でわかりやすい。一般的な天気予報もみやすい。また、毎日17時の天気予報をメールで送ってくれる「今日の天気メール」サービス(無料)も便利。

防災ネットワークプラン
http://member.nifty.ne.jp/BOUSAI_NWP/index.html
 読者からのメールなどを紹介しながら、防災のあり方について考えるサイト。卓上コンロの作り方など、防災の知識やノウハウも紹介している。「木造住宅の耐震診断」コーナーもあり。

災害用伝言ダイヤル
http://www.ntt-east.co.jp/voiceml/ (NTT東日本)
http://www.ntt-west.co.jp/dengon/ (NTT西日本)
 地震や噴火などの災害の発生で、被災地への通信が増加してつながりにくい状況になった場合に提供が開始される「災害用伝言ダイヤル」の紹介ページ。いざという時のために見ておこう。なお、ページには、疑似体験コーナーもある。

IAA Project
http://www.iaa.wide.ad.jp/index-j.html
 WIDEプロジェクトが運営する生存者情報データベース。被災者本人がインターネットで自分の状況を登録することで生存しているを伝えるというもの。現在、三宅島噴火と有珠山噴火に関して被災者情報の登録と検索のサービスを実施中。

災害掲示板
http://www.sosb.com/
 災害関連の掲示板を複数開設しているサイト。9/1には掲示板への書き込み訓練を行なう予定だ。掲示板への投稿を元に編集された「防災tipsメールマガジン」やリンク集も充実している。

TELL NET「震災に備えて」
http://www.majic.co.jp/TELLnet/hot/j_eqindex.html
 防災用品の準備から震災時の行動についてのアドバイス、精神的なショックへの対処法などを紹介。地震のメカニズムや過去の震災を紹介するミニ知識コーナーもある。

静岡県総合研究機構防災情報研究所ホームページ
http://www.e-quakes.pref.shizuoka.jp/
 東海地震の被害想定に関してのデータや対策パンフレットのほか、地震防災クイズなどが用意されている。地震が発生するしくみの開設もわかりやすい。

YOKOHAMA CITY 防災 HOME PAGE「わが家の危機管理マニュアル」
http://city.yokohama.jp/me/bousai/BOUSAI-H/
 地震や火災、台風などの災害対策を解説している横浜市総務局災害対策室のページ。家庭内備蓄や非常持出品について細かくチェックできる「わが家の防災チェックリスト」も用意されている。

アレックス防災資料館
http://www.alexgroup.com/disaster/index97.htm
 地震発生時の対処方法や怪我の応急処置など、いざというときに役立つ心得を紹介している。また、非常食や携帯用浄水器など防災用品の販売も行なっている。現在「防災用品 在庫一掃処分 大感謝セール!!」開催中。

シノハラ防災株式会社
http://www.sisnet.or.jp/secom/shop/sinohara/
 非常食やローソクなどをまとめた「避難ホームセット」、圧縮パック毛布、保存食などの紹介と販売を行なっている。

長谷工「マンション百科事典」
http://www.haseko.co.jp/hyakka/
 第2章「防犯防災」の中で、マンションなど中高層建物での、地震、火災、風水害、雪害に関する防災方法についてイラストを交えながら解説している。

日本テレビ「非常時用ホームページ」
http://www.ntv.co.jp/saigai/index.html
 日本テレビによる非常時用ホームページ。行政機関や安否情報、気象情報、マスコミなどに区分された「防災関連リンク集」が非常に充実している。

 

(2000/8/28)

[Reported by okiyama@impress.co.jp / Watchers]


INTERNET Watchホームページ

INTERNET Watchグループinternet-watch-info@impress.co.jp