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【業界動向】

米Ciscoがコンテンツ配信システム「CDN」を発表、普及促進団体も設立

■URL
http://www.cisco.com/warp/public/146/pressroom/2000/aug00/ent_082800.htm
http://www.cisco.com/warp/public/146/pressroom/2000/aug00/sp_082800.htm

 米Cisco Systemsは28日、コンテンツ配信システム「Content Delivery Network(CDN)」を発表した。プロバイダー(ISP)などのサービス事業者やコンテンツ配信業者、ASP/ホスティングサービス事業者などに向けた製品で、2000年10月の出荷を予定している。

 CDNは、コンテンツ配信/管理、コンテンツのルーティングなど5つの技術を統合した配信プラットフォーム。コンテンツ配信元とISPなどが協調してコンテンツを配信することで、ネットワークの帯域、距離や応答時間による障害、オリジナルサーバーのスケーラビリティ、ピーク時の輻輳といった問題を解消できるとしている。

 なお、Ciscoは同日、CDN互換技術の普及促進を目指す業界団体「Content Alliance」を設立したことも明らかにした。Ciscoのほかには、英Cable & Wireless、米Digital Island、米PSINetなどが参加する。同団体では、コンテンツ配信の標準仕様やプロトコルの策定を行い、2000年末にはIETFにドラフト仕様を提出する予定だ。

(2000/8/29)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


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