■URL
http://www.f5networks.co.jp/news/release082900.html
インターネットのトラフィック/コンテンツ管理ソリューションを提供している米F5 Networksが、キャッシュサーバー市場に参入する。29日、キャッシュサーバー製品「EDGE-FX」の出荷を開始すると発表した。
同社はこれまで、データセンターなどのローカルエリア内で複数サーバーへトラフィック分散を行なう「BIG-IP」、ミラーサイトなど地理的に離れた複数サイトに対してトラフィック分散を行なう「3-DNS」、分散配置されたサーバーやサイトのコンテンツを一元的に管理する「GLOBAL-SITE」などの製品を提供。トラフィック分散だけでなく、コンテンツ管理まで含めたソリューションを統合的に構築できるということで、米国ではeBayやAOLなど、日本ではgooなど、世界で2,000社以上が同社製品を採用しているという。さらに今回のキャッシュ製品投入により、トラフィック/コンテンツ管理ソリューションを構成する製品がエンドツーエンドでラインナップされたとしている。
EDGE-FXは、80Mbpsのスループットと1秒間に800件のリクエストを処理する能力を実現しており、他社の製品に比べ、コストや性能面で優れているという。日本での販売価格は195万円。単体でも導入できるが、F5 Networksの従来製品と組み合わせることで、より高性能なトラフィック管理が行なえるようになる。
(2000/8/29)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]