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角川書店、講談社、光文社、集英社、新潮社、中央公論新社、徳間書店、文藝春秋の出版8社は30日、電子書籍をインターネットでダウンロード販売するサイト「電子文庫パブリ」を9月1日正午にオープンすると発表した。各社が個々に運営している電子書籍販売サイトのタイトルを横断的に検索・購入できる。
オープン当初のタイトル数は約1,000点で、毎週金曜日に新刊を追加する。価格は500円から800円程度が中心。決済システムはミュージック・シーオー・ジェーピーの配信／課金システムをベースにしたクレジットカード決済方式を採用した。データ形式は出版社によって異なり、角川書店、講談社、集英社、新潮社がボイジャーのドットブック形式、光文社と徳間書店がテキスト形式、中央公論社がPDF形式、文藝春秋が専用ブラウザー用のCXT形式。立ち読みや印刷の可否、外字／読み仮名の扱いなどがそれぞれ異なっている。
電子文庫パブリは昨年12月、各社が立ち上げる電子書籍販売サイトのタイトルを検索できる「共通の入口」を提供すべく、共同プロジェクトとして発足。当初4月のスタートを予定していたが、検索機能だけでなく、購入機能まで含めて統一的に提供することにしたため、9月にオープンがずれ込んだという。すでにこの間、光文社、徳間書店、文藝春秋が電子書籍販売サイトを開設している。
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(2000/8/30)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]