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【新製品】

マクロメディア、10月に「Flash 5 日本語版」を発売

■URL
http://www.macromedia.com/jp/software/flash/

マクロメディア社長の手嶋氏
 マクロメディア株式会社は、Webデザインツール「Macromedia Flash 5 日本語版」(以下「Flash5」)10月13日より販売開始すると発表した。8月24日に米国で出荷開始した「Macromedia Flash 5」の日本語版となる。

 日本語版の発表会ではマクロメディア代表取締役社長の手嶋雅夫氏が「世界で2億4,800万人以上、約92%のインターネットユーザーが『Macromedia Flash Player』を利用している。これはJavaやPDF形式よりも普及度が高く、今やインタラクティブ性の高いWebサイトのための標準フォーマットである」と、Flashの浸透ぶりを強調。また通常のソフトは発売開始後にポンと売上を伸ばし、その後は緩やかに下降していくのに対し、「Flash4」は最近3ヵ月の売上が発売開始後3ヵ月の売上の約2倍になっている点を指摘し、ソフトウェアとして異例な普及である点も指摘した。
 さらに「『Flash4』でスクリプトに対応し、e-ビジネスのフォーマットに成り得た。『Flash5』ではスクリプトをさらに強化して、e-ビジネスとの親和性を高めている。よくIT関係者から“いいWebデザイナーを知らないか?”と聞かれるが、その際に求められる条件をまとめると“サイトデザインができて、プログラミングがバックにあると理解できる”のがいいWebデザイナーだということになる。これは『Flash5』の方向とまさに合致している」と発言。今後Webデザイナーに求められる要素に、Flash5がぴったり合うことを強調していた。

 「Flash5日本語版」では「Macromedia Fireworks」や「Macromedia FreeHand」など他のMacromedia製デザインツールとの統合性を強化している。さらに作成したインタラクティブな機能をクリップして再利用できる「スマートクリップ」や、複数の開発者やデザイナー間で素材コンテンツを共有・再利用できる「共有シンボルライブラリ」などの新機能、拡張したスクリプト言語「ActionScript」などで、ユーザーに強い印象を与えるWebサイト作成を支援する。

「Macromedia Flash 5日本語版」はWindows版・Macintosh版があり、標準価格はどちらも3万9,800円(税別)。アップグレードは「Flash4日本語版」以前を対象に、Windows・Macintosh版とも1万5,800円(税別)になる。また9月4日から10月12日までに「Flash4日本語版」を購入した場合は無償アップグレードとなる(対象シール付きのものに限る)。

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(2000/9/4)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


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