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http://www.vodafone.co.uk/
携帯電話サービス大手の英Vodafoneは5日、米Microsoftと提携し、携帯機器から企業イントラネットへのアクセスを提供する製品やサービスを共同開発すると発表した。両社は欧州において試験サービスを実施し、商用サービスの開始を2001年春に予定している。
両社は、GSM上の無線パケット通信サービス「GPRS」や「WAP」などの無線通信規格、「HTML」「XML」などのWWW規格をベースとしてサービスを開発する。これにより、ユーザーが携帯電話からWWWコンテンツを閲覧したり、開発者が既存の知識を用いてアプリケーションを開発することが可能になるという。
試験サービスでは、OutlookやExchange 2000、Mobile Explorer、SQL Server、Windows 2000などを用いる。Mobile Explorerを搭載する携帯機器から、「Outlook」の機能を使った電子メールの送受信、Exchangeベースの予定表や連絡先、Webコンテンツなどへリアルタイムにアクセスできるようにする。
VodafoneはMicrosoftと共同開発した成果を基に、新サービスを世界的に展開する予定。これにより、企業ユーザーに対して世界的に均一したサービスを提供するとしている。
(2000/9/6)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]