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【通信事業】

NTT東西、フレッツ・ISDNから企業内LANに直接つながるサービス

■URL
http://www.ntt-east.co.jp/release/0009/000911.html

 NTT東日本・西日本は、ISDN定額接続「フレッツ・ISDN」が利用する「地域IP網」に企業の社内ネットワーク等を直接接続する「フレッツ・オフィス」を9月12日から開始すると発表した。プロバイダー(ISP)のかわりに企業内ネットワークが地域IP網につながるもので、フレッツ・ISDNユーザーからはISPに接続するのと同じ手順で社内LANに接続できる。これを使うと、従業員向けにアクセスポイントを設けているような企業で、企業LANへのISDN通信料定額アクセスをISP経由のVPNアクセスなどを使うことなく実現できる。なお、あらかじめ指定した番号からのみアクセスを許可する「グループ設定機能」もオプションで用意されている(月3,000円~)。

 企業と地域IP網の接続形態は、専用線で接続する「専用線型接続」と、NTT東西のビル内に企業のサーバー等をハウジングする「イーサネット型接続」の2形態を用意。専用線型接続では128kbpsと1.5Mbpsの2品目が用意され、利用料は128kbpsで月18,000円、1.5Mbpsで38,500円(故障を回線単位で監視しない)または50,000円(故障を回線単位で監視する)。回線料や回線終端装置利用料等は別途必要。企業側ではほかに、認証用のRADIUSサーバーと、地域網接続用のルーターを用意する必要がある。また、イーサネット型接続は月91,000円。

 9月12日から提供可能となるのは、北海道、宮城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、石川県、静岡県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、岡山県、広島県、愛媛県、福岡県、熊本県、鹿児島県、沖縄県。なお、フレッツ・オフィスを利用できるのは、同一都道府県にあるフレッツ・ISDNのみとなる。

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(2000/9/11)

[Reported by masaka@impress.co.jp]


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