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【新技術】

米Google、テンキーで従来の2倍の速度で文字入力できる技術を開発

■URL
http://www.google.com/ (Google)

 米Googleは8日、モバイル技術の展示会DEMOmobile2000において、携帯電話のテンキーを使って従来の約2倍の速度で文字(英文)を入力できる技術を発表した。

 従来のWAP携帯電話では各キーに3つほどの英字が割り当てられており、何回その数字を押すかによって入力される文字を決める仕組みになっていた。例えば“O”(オー)を入力するには6を3回“666”と押す。

 しかしGoogleが開発した新技術「Google Number Search」(GNS)では基本的に一つの文字を入力するのに必要な入力回数は1回だ。GNSでは可能性のある単語を推測し、最も適切な文字を表示することでこの方法を実現している。例えば、“super”という単語を入力する場合に、GNSでは“78737”とだけ押せばよいが、従来の方法では“777788733777”と12回キーを押さなくてはならない。

 Googleではこの技術を使うことでGoogleのWAP携帯電話向けサーチエンジンで従来より容易に検索できるようになることを期待している。この技術はこの秋までに無料で公開する予定。

(2000/9/10)

[Reported by taiga@scientist.com]


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