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【業界動向】

原宿の公式サイト、次世代の竹の子族をインキュベーション

■URL
http://www.harajuku.ne.jp/

 竹の子族、DCブランド、カリスマ美容師など、常に若者の新文化を創出してきた街・原宿が、その舞台をネット上に広げようとしている。現在、ボランティアベースで運営されている原宿の公式サイト「原宿デジタルワールド」を事業会社化し、ネットを活用した“インディーズアーティストのインキュベーション事業”を展開しようという計画が進められている。

 原宿の街においては現在、新文化の創出を促す取り組みもなく、かつてのような活気を失った状態。代わって非合法な露天商や壁の落書きなどがそのはけ口となっているといった問題を抱えているという。新会社では、この状況を打開しようと、「jingumae.net」という新しいブランドのウェブサイトを運営し、インディーズアーティストに表現の舞台を提供する。ネット上だけでなく、リアルにおいても原宿商店会連合会などバックアップによりイベントを運営。ネット/リアルの相乗効果により、「再び若き表現者たちの舞台としての活気を取り戻す」としている。新会社は、10月初旬にも事業を開始する予定だ。

(2000/9/12)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]


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